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会社のデタラメな評価でクビ
今年4月に有機合成薬品工業(株)に入社し、常磐工場で働いてきたK君は、会社の「能力なし」の一言で解雇を言い渡されました。
当組合と会社との団体交渉(10/28)において、会社は「(Kは)中学生以下で改善の見込みがない者」などと侮辱し、解雇を正当化しました。とんでもないことです。まじめに一生懸命やってきた若いK君をこのように蔑むとは何事でしょうか。会社のデタラメな「評価」で、青年の未来を奪うことは許されません。
すべての責任は会社にある
会社はK君に、「ここはカネを払って行く学校とは違うんだ。カネを払ってやっているところなんだ。教えて欲しければ、授業料を払ってもらうぞ」などと脅し、試用期間中のK君にまともな教育・指導を行おうとしませんでした。また職場環境も多忙化を極めており、K君の同僚も自分の仕事に追われ、互いに助け合って教え合えるような環境にあったとは言えません。
労働者に十分な教育と訓練を施し、育て上げていくのは会社の責任です。これら会社の責任を棚上げにして、「すべて本人の責任」として追い出そうとしているのです。
上司の恣意的な判断で、「覚えの悪い奴」とレッテルをはり、不当な扱いをして、「会社の使役にならない者はいらない」と切り捨てることは許されません。
労働者は団結して闘おう
会社(資本)は、労働者を分断し、互いに競争させ、蹴落としあわせながら、莫大な利益を上げていこうとしています。こうした中で労働者は極限まで働かされ、心身を病み、過労死する者も後を絶ちません。「儲けのためには何でもあり」というブラック企業もまん延し、サービス残業や不当解雇も激増しています。
このような中で、K君は「労働者を使い捨てにする会社は許さない」と勇気をもって声を上げ、いわき合同ユニオンと共に闘いに立ち上がりました。
皆さん、K君の闘いを支援してください。そして、団結して共に闘いましょう。いわき合同ユニオンは、K君と共に全力で闘います。