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●団体交渉始まる!
いわき病院で働く看護師のSさんは、昨年7月9日ベッドに両膝を挟まれて負傷し、現在もリハビリを続けています。病院側はこうしたSさんのケガに配慮することなく、本人にとっては肉体的にも精神的にも相当な負担となる重症心身障害児病棟への異動を命じました。
私たちいわき合同ユニオンは1月22日、Sさんに対する不当配転の撤回を求めて、病院側と団体交渉を行いました。
●受傷後、病院は適切な処置を行わなかった
病院側は事故直後、Sさんに「靭帯損傷の疑い」を認めながらも適切な処置を怠り、本人が整形外科専門医の診察を希望したにもかかわらず、2週間もいわき病院に留め置きました。
Sさんは「早期にMRI検査などを受け、適切なリハビリテーションを受けていたならば、現在あるような後遺症害を呈することなく、受傷以前の身体能力を取り戻せていたのではないか」という思いです。団体交渉では、病院側の対応を追及しました。
●労災事故の原因は、現場のスタッフ?
病院側は、7月9日の労災事故の原因は「スタッフのコミュニケーション不足や焦り」などとしています。現場の労働者に責任があるという姿勢です。人手不足や、会議や研修に追われる現場の現状など、まったく考慮されていません(次回も、この点を徹底的に追及していきます!)。
●職場復帰に際して、健康に対する配慮がゼロ
Sさんは、受傷から1か月半後(8月下旬)、職場復帰しましたが、初日から残業を強いられたため、身体が悲鳴をあげてしまいました。その後も、夜勤などのシフトが入り、病状が悪化していきました(10月に再び病休)。身体を少しずつ慣らしていく「病休明けの復職プログラム」などまったく考慮されていませんでした。
●誰もが無理なく働き続けられる職場を!
Sさんは「今回の団体交渉を機会に、病院側はきちんと自分たちの非を認めて、これまでの意識を変えてほしい」「サービス残業やハラスメントをなくし、職員がそれぞれの持ち味を発揮してのびのびと働き続けられる職場にしたい」と言っています。勇気をもって声をあげたSさんと共に、私たちも闘います。
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