ユニオンが参加する中で最大の集会、11.4　全国労働者集会
が東京　日比谷公園の野外音楽堂にて開かれました。日本全国
のみならず、韓国、台湾、東南アジアなどから国境を越えた
4800人の大結集となりました。
　
今年の集会の情勢
　集会は終始、右翼が街宣車を何台も並べてお経、童謡などを
流してを妨害する中で行われました。集会を主催してきた関西
生コン労組の幹部19人が逮捕されてこの集会の２日前に奪還
されたり、当日は全学連の学生2人が不当逮捕されるなど情勢の
緊迫感を感じる集会となりました。

　台湾　富士ゼロックスの闘い
　今回は台湾から桃園市産業総労組のウーチャホンさんが登場
しました。富士ゼロックスが米ゼロックス社を買収して全世界
で１万人の労働者のリストラを発表しました。それを阻止すべく
台湾の富士ゼロックス労組とともに11日間のストに立って台湾
各地の営業所の営業を止めた報告がありました。
　普通は、日本企業が外資系に買収されるとリストラが激しくなる
イメージがありますが、資本は国境に関係無く労働者に攻撃をする
情勢への衝撃と、これに大規模なストライキで闘いが始まったこと
が印象的でした。これに勝利するには、国境を越えた団結が必要です。

　過労死を考える家族の会
　「働き方改革」に関するテレビニュースでよく見る、「過労死を考える
家族の会」がついに１１月集会に登場しました。過労死は「働き過ぎ」では
なく「働かせ過ぎ」によって起きる人災だという発言や、小学生時代に
自治体労働者の父親を亡くしてタイムマシンを発明したいという夢を作文に
書いた男性の発言に胸が痛みました。最も残酷で、家族も含めた未来を奪う
過労死を繰り返さぬために、職場で闘う労組が必要です。

　青年の朗読劇
韓国旭ガラス労組の闘いを描いた朗読劇が、青年労働者によって披露されました。
以前の集会で、関西の同志によるセウォル号ダンスやブルゾン
ちえみがトランプ・安倍を倒す劇を見て自分もやってみたいと
思っていました。
　筆者は座り込む旭非正規職支会を弾圧する警備員の役でした。
念願かなって出演しました。


デモ出発するいわき合同ユニオン